こんにちは♪
KANAパンの「おうち薬膳Cafe」です。
今回は真鯛の切り身と、オススメの薬膳食材を使って、簡単!時短の美味しい鯛めしを作ります。
鯛は、日本のお祝いごとでは欠かせない、縁起がよい魚ですね。
「魚(うお)は鯛。(鯛に勝る魚はいないという意味)」ということわざもあります。
おかしら付きの鯛をいただくのは、おめでたい席のためにとっておいて…♪
今回はもっと自宅でも気軽に作るために、切り身を使います。
リーズナブルで、美味しくって、栄養満点!
鯛を塩焼きにして、お米と一緒に炊飯器で炊くだけなので作り方もとっても簡単です。
そして、鯛と、今回、組み合わせた薬膳食材は「はすの実」。
「はすの実」を食べたことはありますか?
大手スーパーや、ネットで手に入ります。
味は、ホクホクしていて、豆や銀杏に近い感じかな。
「鯛」×「はすの実」の組み合わせは、胃腸に優しく、心も体も元気にしてくれる組み合わせ。
キッズから働き盛りのパパ、ママ、おじいちゃんおばあちゃんまで、すべての年代の方にオススメです♪
今回のポイント
・切り身を使って、簡単時短で栄養満点!の鯛めし。
・「はすの実」を使って、薬膳効果もさらにアップ。
「鯛」と「蓮の実」の効能も併せてご紹介します♪
簡単時短!鯛めし(蓮の実入り)の作り方
◉材料(米3合分)
・米 3合
・鯛(真鯛)切り身 2切れ
・はすの実 15~20粒
・しょうが 2かけ
・塩(塩焼きする時にまぶします) 適量
★調味料
・塩 小さじ1/2
・酒 大さじ2
・醤油 大さじ1
★薬味
・しそ 5枚
・菊花 適量
・白ごま 適量
まず、下準備から♪
★炊飯器を早炊きコースにセット。
・米3合を洗って、ざるにあげておく。
・しょうがを細切りにする。
・しそを細切りにする。
~作り方~
①小鍋で、はすの実を水から茹で、ざるにあげておく。
中火で約15分
※この時、茹で汁もとっておき、なるべく無駄なく使っていきます。
↓
②鯛の切り身に塩をまぶし、グリルでこんがり焼く。
↓
③米3合、はすの実を茹でた時の茹で汁、調味料(酒・塩・醤油)を入れます。
(※茹で汁と調味料を入れた時にちょうど3合の目盛りなるよう、茹で汁の量を調節してね♪)
④鯛・しょうが・はすの実をお米の上にのせて、炊飯スタート♪
⑤炊きあがったら、鯛をいったんお皿にとりだして、骨を丁寧に除いて(鯛の骨はとても鋭いので、気をつけて。)、軽くほぐしてから、ご飯や具とさっくり混ぜ合わせます。
⑥そして、盛り付けです。
鯛の骨が入っていないかどうか、もういちど確認して…
仕上げのしそや菊花、白ゴマをふって…
「はすの実入り鯛めし」の完成~!!

鯛めし(はすの実入り)
今回の食材「鯛」「はすの実」の効能は??
鯛は日本のお祝いごとには欠かせない魚ですね。
「魚(うお)は鯛」ということわざもあるくらい、縁起の良さや、その美味しさもさることながら、心も体も元気にしてくれる食材です。
お祝いの時だけ食べるのって、なんだか、もったいないですよね。
特に、旬である、春から初夏にかけては、脂がのって最も美味しい季節です。
では、「鯛」の効能を五味・五行・帰経で確認してみましょう。
◉五味:酸 苦 甘 辛 鹹(塩味)のなかの「甘味」⇒疲労回復、滋養強壮作用。
◉五性:熱性 温性 平性 涼性 寒性のなかの「平性」⇒温め過ぎず、冷やしすぎない、常食に向いている食材。
◉帰経:脾 腎 胃
★「鯛」について薬膳的にまとめると…
鯛は、胃腸の働きをサポートしてくれ、疲労回復によく、力をつけてくれ、平性なので積極的に食べてよい食材。
続いて、はすの実を薬膳的にまとめると…。
◉五味:酸・苦・甘・辛・鹹(塩味)のなかの「甘味」と「渋味」
※(渋味じゅうみ)は渋い味で、酸味と同じ働きがあり、筋肉などを引き締める働きがある。
◉五性:熱性・温性・平性・涼性・寒性のなかの「平性」
◉帰経:脾(胃などの消化器をコントールする機能)・腎・心(血液循環や精神・思考・意識を調整する)
★「はすの実」について、薬膳的にまとめると…
はすの実は、脾の機能を高めるので、食欲不振やなどに効果があり、心(しん)にも作用して心を安定させる効果がある薬膳食材。
新型コロナの感染拡大がようやく落ち着いてきました。
緊急事態宣言も続々と解除され、明るい兆しもみえて、少しずつ、また日常生活が戻ってきそうですね♪
初めての経験で、学んだことも多い気がします。
また今後、第2波3波が来るかもしれないということを常に念頭において、注意しつつも、
皆さん、どうぞ、健康第一で、明るくお元気で毎日をお過ごしください。
今回も、最後まで読んでくださりありがとうございました。