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薬膳カレーレシピ

【薬膳カレーレシピ】おうちで簡単!スパイスたっぷり!秋におすすめの薬膳カレーレシピ3選

薬膳カレーレシピ

こんにちは🍀

秋真っ盛り。食欲の秋ですね。

おうちで、かんたん!味は本格的な薬膳カレーを3つご紹介します。

第1弾 かぼちゃと鶏肉を使った薬膳カレー

第2弾 牡蠣とほうれん草の薬膳カレー

第3弾 スペアリブと甘栗の薬膳カレー

薬膳は、季節や気候、そして、食べる人の体質や体調に合わせて、食材を選び、それを組み合わせて作る、いつでもどこでも手軽にできる、サステナブルな栄養学。

そして、薬膳カレーは、薬膳メソッドをとりいれ、新鮮なスパイスがたっぷり入った、カラダに優しいカレーです。

スパイスは、古くから、薬としても使われ、温煦作用、血行促進、整腸作用、ストレス発散など、カラダに嬉しい効果がたくさんあります。

そんな、薬膳カレーで、カラダを整えてみませんか。

 

目次
  1. 【薬膳カレーレシピ】第1弾:かぼちゃと鶏肉の薬膳カレー
    1. 『かぼちゃと鶏肉の薬膳カレー』の材料(3人分)
      1. ☆使用するスパイス
      2. ☆使用する調味料
    2. 『かぼちゃと鶏肉を使った薬膳カレー』の下準備🍛
    3. 『かぼちゃと鶏肉の薬膳カレー』の作り方🍛
      1. ☆工程1:だしとり
      2. ☆工程2: 玉ねぎを炒める
      3. ☆工程3:鶏肉を焼き、かぼちゃを蒸す。
      4. ☆工程4:仕上げ。調味料を入れる。
  2. 【薬膳カレーレシピ】牡蠣とほうれん草の薬膳カレー(所要時間35分)
    1. 『牡蠣とほうれん草を使った薬膳カレー』材料表
      1. ☆使用するスパイス
      2. ☆使用する調味料
    2. 【牡蠣とほうれん草を使った薬膳カレー】の下準備
    3. 『牡蠣とほうれん草の薬膳カレー』の作り方🍛
      1. ☆工程1:だし汁を作る。
      2. ☆工程2:玉ねぎを炒める。
      3. ☆工程3:スパイスと具材を加える。
      4. ☆工程4:調味料を入れる。
  3. 【薬膳カレーレシピ】第3弾。スペアリブと甘栗の薬膳カレー
    1. 『スペアリブと甘栗の薬膳カレー』材料
      1. ☆使用するスパイス。
    2. 『スペアリブと甘栗の薬膳カレー』の下準備。
    3. 『スペアリブと甘栗の薬膳カレー』の作り方。
      1. ☆工程1:スペアリブのあく抜きをする。
      2. ☆工程2:だしとり(⏱10分)
      3. ☆工程3:玉ねぎを炒める。(⏱8分)
      4. ☆工程4:だし汁を加え、スペアリブを煮る。(⏱10分)
      5. ☆工程5:スパイスを加える。(⏱15分)
  4. 【薬膳カレーレシピ】今回使用したスパイスの効果・効能は?

【薬膳カレーレシピ】第1弾:かぼちゃと鶏肉の薬膳カレー

『かぼちゃと鶏肉の薬膳カレー』の材料(3人分)

  • かぼちゃ…400g
  • 鶏もも肉…300g

  • 玉ねぎ…大サイズ1個

  • 鰹節…10g
  • 昆布…5cmを1枚
  • 水…4カップ

☆使用するスパイス

  • クミン・コリアンダー…各大さじ2
  • ターメリック…大さじ1と1/2
  • 陳皮…大さじ1
  • カルダモン…小さじ1

☆使用する調味料

  • 塩…小さじ1
  • みりん…大さじ1
  • 牛乳…大さじ2

『かぼちゃと鶏肉を使った薬膳カレー』の下準備🍛

1.玉ねぎをみじん切りにします。

2.生姜とニンニクもみじん切りにします。

3.かぼちゃは、皮をむき、3センチ角の大きさに切ります。

4.鶏もも肉は、食べやすい大きさにカットし、塩コショウをして(分量外)、小麦粉大さじ1をまぶします。

小麦粉をまぶすとこのような感じに。

『かぼちゃと鶏肉の薬膳カレー』の作り方🍛

☆工程1:だしとり

1.まず、だし汁を作ります。

小鍋に、分量の水、昆布を入れ、弱火で10分ほど煮て、火を止め、昆布は取り出します。

2.1を、火にかけ、沸騰直前で、鰹節を加え、5分ほど煮て、火を止めて、こします。

POINT だし汁は濃い方が、カレーもより、おいしくなります。

 

☆工程2: 玉ねぎを炒める

1.フライパンを熱し、大さじ3のオイルをしき、まず、みじんぎりにしたにんにく、生姜を弱火で炒めます。

2.にんにく、生姜の香りがしてきたら、次に、玉ねぎと陳皮を炒めます。

POINT 初めは強火で水分を飛ばすように、しんなりしてきたら、徐々に火を弱めるとうまくいきます。

 

3.だし汁と陳皮を加え、さらに中火で10分ほど煮て、いったん、火を止めます。

4. ハンディブレンダーで攪拌して、なめらかにします。

5.4にスパイスを加え、中弱火で、5分煮つめ、火を止めます。

☆工程3:鶏肉を焼き、かぼちゃを蒸す。

 

1.別のフライパンに油をしき(分量外)、鶏肉をこんがりと焼き色がつくまで焼き、

かぼちゃは、蒸し器で蒸します。

memo📝鶏肉は、カレーと煮込むので、この時点で中まで火が通っていなくても、焼き色がつく程度で大丈夫です。

 

2.カレーに加えます。

☆工程4:仕上げ。調味料を入れる。

煮詰めて、ほどよくとろみがつき、鶏肉が中まで煮えたら、塩→牛乳→みりんを加え、さらに、ひと煮立ちしたら、完成です。

ライスはターメリックライス。

仕上げに、三つ葉や、松の実、クコの実をトッピングして。

【薬膳カレーレシピ】牡蠣とほうれん草の薬膳カレー(所要時間35分)

牡蠣とほうれん草の薬膳カレー

 

『牡蠣とほうれん草を使った薬膳カレー』材料表

・水…カップ4

・昆布…1枚

・カツオ厚削り節…10g

・玉ねぎ…中サイズ1ケ

・にんにく…1片

・生姜…1片

・トマトピューレ…大さじ2

・牡蠣…1袋

・ほうれん草(今回は冷凍のもの)…50g

☆使用するスパイス

 

・陳皮…大さじ1/2

・クミン…大さじ2

・コリアンダー…大さじ2

・ターメリック…大さじ1と1/2

・カルダモン…ホールタイプを1粒

☆使用する調味料

・白だし…大さじ2

・牛乳…大さじ3

・みりん…大さじ2

・塩…小さじ1

【牡蠣とほうれん草を使った薬膳カレー】の下準備

・にんにく、生姜をみじん切りにしておく。

・玉ねぎをみじん切りにしておく。

・各スパイスを小皿に出しておく。

『牡蠣とほうれん草の薬膳カレー』の作り方🍛

☆工程1:だし汁を作る。

  1. 鍋に、水、昆布を入れて、弱火で10分煮だし、昆布は取り出しておきます。

2.1の、昆布だし汁が沸騰直前で、厚削り節を入れて、5分煮だしたら、こしておく。

☆工程2:玉ねぎを炒める。

1.だし汁を作っている間に、フライパンで玉ねぎを炒めます。

まず、フライパンに、オイルを入れ、弱火でにんにく、生姜を炒めます。

香りがたってきたら、玉ねぎを入れ、きつね色になるまで、10分ほど炒めます。

memo📝炒め初めは、強火で、水分を飛ばすように。そして、徐々に火を弱めて、焦げないように炒めます。途中、もし焦げそうになってきたら、少量の水を加えるといいですよ。

2.1に、だし汁を加え、7~8分ほど煮たら、陳皮、トマトピューレを加えて、さらに5分ほど煮て、火を止めます。

3.2を大きめの鍋に移し替えて、ハンドブレンダーで攪拌し、なめらかにします。

☆工程3:スパイスと具材を加える。

1.なめらかになったら、白だし、スパイスを加えます。

5.4に、牡蠣、ほうれん草を加え、中弱火でさらに煮ます。

memo📝 牡蠣に、しっかり火が通ったことを確認します。

☆工程4:調味料を入れる。

5に、牛乳、みりん、塩を加え、味を整えて、完成です。

白いごはんに、アクセントに白ごまをかけて。

 

【薬膳カレーレシピ】第3弾。スペアリブと甘栗の薬膳カレー

『スペアリブと甘栗の薬膳カレー』材料

  • 水…4カップ(800ml)
  • にんにく…1片
  • 生姜…1片

  • スペアリブ…6本

  • ミニトマト…3個

  • 甘栗…1パック

  • 昆布…5cm1枚

  • カツオ厚削り…10g

  • 白だし…大さじ1

白だしと塩

  • 牛乳…大さじ1
  • みりん…大さじ1
  • 塩…小さじ1と1/2

☆使用するスパイス。

 

  • クミン…大さじ2
  • コリアンダー…大さじ2
  • ターメリック…大さじ1/2

 

『スペアリブと甘栗の薬膳カレー』の下準備。

  • スパイス類を、皿に出しておく。

  • 甘栗を、3~4等分にカットしておく。

  • 玉ねぎをみじん切りにする。

  • にんにく、生姜もみじん切りにする。

『スペアリブと甘栗の薬膳カレー』の作り方。

☆工程1:スペアリブのあく抜きをする。

  1. 鍋に(深めのフライパンでもOK)、たっぷりの湯を沸かし、酒大さじ2を加え、沸騰したら、スペアリブを入れ、5分ほど煮て、あくをとります。

2.1をザルにあげて、肉を水で洗い、表面のアクや、汚れをとり、皿に出しておきます。

☆工程2:だしとり(⏱10分)

  1. 鍋に水カップ4と、昆布を入れ、中火で煮ます。

2.5分ほど煮て、だしが十分にとれたら、昆布をとりだします。

3.2を再度火をかけ、沸騰直前で、カツオぶしを入れ、5分煮ます。

4.十分にだしがとれたら、かつおぶしをとりだして、冷ましておきます。

☆工程3:玉ねぎを炒める。(⏱8分)

~だしとりをしている間に、フライパンで玉ねぎを炒めていきます。~

1.フライパンに、オイルをしき、弱火で、みじん切りにした、にんにくと生姜を香りが出るまで焦げないように炒めます。

2.1に、玉ねぎを入れ、きつね色になるまで、しっかりと炒めます。(⏱8分)

☆工程4:だし汁を加え、スペアリブを煮る。(⏱10分)

  1. 玉ねぎを炒めたら、だし汁、スペアリブを加え、10分煮ます。

2.あくが出てきたら、ていねいにすくいとります。

☆工程5:スパイスを加える。(⏱15分)

  1. 煮えたスペアリブをいったん、皿にとりだします。
  2. 中身を、大きめの鍋に移しかえ、ハンドブレンダーで、なめらかにします。

3.2に、スパイスを加えます。

4.再び、スペアリブを戻し入れ、ミニトマト、甘栗、白だし、牛乳、塩、みりんを加えて、約15分間、コトコト煮たら完成です。

ご飯は五穀米を使っています。

お皿に盛り付けたら、お好みで、三つ葉、松の実、クコの実をのせます。

【薬膳カレーレシピ】今回使用したスパイスの効果・効能は?

パイスは、香りや味の決め手となるだけでなく、古くから、薬としても使われ、その効能はたくさんあります。
今回使用した、スパイスの効能をご紹介します。

カルダモン ⇒ショウガ科の植物で、種がスパイスになります。スーッとした香りから、香りの王様ともいわれています。カラダを温め、消化を助け、口臭予防・リラックス効果があります。
咳や痰といった呼吸気管の不調にも効果があります。

カルダモン

ターメリック(ウコン)⇒カレーの黄色はこのターメリックの色です。お酒をよく飲む方にはお馴染みだと思います。カラダの熱を冷まし、気と血の巡りをよくします。他にも、アンチエイジング・デトックス、美肌効果。また、最近注目されているのは、脳の活性化にも効果があるようです。

ターメリック

クミン ⇒カラダを温め、食欲増進・血行促進・ストレス発散・解毒・健胃整腸作用・免疫力の向上。
リラックス効果もあります。

クミンシード

◉コリアンダー ⇒パクチーの葉や実を乾燥させたものです。カラダを温め、食欲増進・デトックス効果。

コリアンダー(実)

パクチー

秋におすすめの薬膳カレー『かぼちゃと鶏肉の薬膳カレー』・『牡蠣とほうれん草の薬膳カレー』・そして、『スペアリブと甘栗の薬膳カレー』の3種をご紹介しました。

季節や体調・体質に合わせ、食材を選び、スパイスも調節するのが、薬膳style。

是非、あなたのオリジナルの薬膳カレーにも挑戦してみてください。

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました🌈