日本に古くから伝わる薬膳と、現代の栄養学。どちらも大切にしながら、サステナブルに食を楽しむ薬膳style。おいしいが未来になる。家族や仲間、大切な人とLAGOM(=スウェーデン語で、頑張り過ぎない、心地よい)で豊かなおいしい時間を♪

初夏は青山椒。山椒の実の下処理法。

簡単・時短レシピ

山椒の実(生)

こんにちは。

6月。梅雨シーズン🐸ですね。

雨の日が続いたり、どんより曇り空。そのうえ、朝、顔がむくんでいたり、なんだか、だる重~っていう症状、よくありませんか?
身体に湿気がたまって、体内の水分バランスが崩れてしまっているのかも。

また、胃腸の調子を崩しやすいのも、湿度の高いこの時期の特徴です。

そこで、今回、おすすめしたい食材は「山椒(さんしょう)」です。

「山椒(さんしょう)」と聞くと、まず思い浮かぶのは、うなぎについてくる「粉山椒」!
粉山椒は、熟した実を乾燥させ、粉末にしたもの。
日本が誇るスパイスとして、JAPANESE PEPPER(ジャパニーズペッパー)と呼ばれています。

この時期だけ出回る、生の山椒の実、実山椒(青山椒ともいいます。)はフレッシュな香りで、臭み消しとしても、料理のアクセントとしても便利。
(「ちりめん山椒」に入っている、あの緑色の丸い実がそうです♪)

下処理法も意外と簡単、冷凍保存ができ、料理の幅が広がりますよ。

よかったら、お試しください♪

【山椒の実(青山椒)の下処理法】保存の仕方

山椒(さんしょう)は、みかん科の植物で、葉・花・実…と、季節を通して、ほとんどの部位が利用できます。
春の若芽は「木の芽」。
黄色の花は「花山椒」。
青い実は「青山椒」(⇒今回作るのはコレ。)
熟した実を乾燥させて粉末にしたものはスパイスの「粉山椒」
になります。

山椒(さんしょう)は、温性食材。冷えを改善し、胃腸の働きを活性化してくれます。また、爽やかなスーッとした香りは、気の巡りもよくしてくれます。

今回使う、山椒の実(青山椒)が出回るのは、5月~6月のほんの短いシーズンだけ。
水煮としても売られていますが、下処理も茹でるだけで簡単で冷凍保存1年可能なので、自分で作って常備しておくと便利です。
ぜひ、いろんな料理に使ってみてください。

【山椒の実の下処理法】材料

・山椒の実(青山椒)…適量

山椒の実(生)

【山椒の実の下処理法】下準備

・ボウルに水をはっておく。

【山椒の実下処理法】作り方

①山椒の実(青山椒)を、軽く洗い、茎などをとる。

山椒の実(水に浸かった状態)

②鍋に、たっぷりの湯を沸かし、沸騰したら、①を入れ、グツグツ煮立ててアクをとります。
③指でつまんでみて、簡単につぶれるくらいの固さになったら、火を止めて、ザルにあげます。
④水をはったボウルに③を入れて、浸しておきます。1時間以上。
⑤辛味が好みの辛さにまでなったら、完成です。

ザルにあけて、水気をよく切り、保存袋に入れて冷凍保存します。

山椒の実冷凍保存

では、みなさま。

ステイヘルシーで、

今日もすてきな一日を🌈