5TASTES&COLORSとは、「5つの味と色」。五味と五色などをとりいれ、気軽に栄養管理ができる、おうち薬膳スタイル。おうちごはんをもっと自由な感性で…。そして、自然と体質改善…。カラダ整う。おいしいが未来になる。

はじめまして。
おうち薬膳研究家の大森かなです。
皆さまが、自分や家族、大切な人のために作るおうちごはんが、楽しく、よりよいものになりますように。そして5年後、10年後…もステイヘルシーで、ハッピーな毎日が過ごせますよう、僅かでも、そんなお手伝いができていたら嬉しいです。

☆お願い☆
当サイトを装ったSNS(インスタグラム)に、どうかご注意ください。当サイト、5TASTES&COLORSでは、現在、Instagram等のSNSは運営していません。

「薬膳」簡単!作り置きレシピ!ゴボウのデトックス効果は?

ゴボウとひじき炒め煮生姜風味薬膳スタイルレシピ
ゴボウとひじきの炒め煮生姜風味

こんにちは。

KANAパンの「おうち薬膳Cafe」です。

今回の薬膳レシピは、簡単で、作り置きもできる
「ゴボウとひじきの炒め煮・生姜風味」をご紹介します。

「ゴボウ×ひじき」の組み合わせはデトックスに最適

ただ、どちらも体を冷やす性質がある「寒性」の食材なので、温め効果のある生姜を加えて、バランスをとります。

★作り置きできて、冷蔵庫で4、5日保ちます。
★一食分ずつラップに包んで、保存袋に入れ冷凍保存しても♪

ご飯だけでなく、パンとの相性もよくて、シンプルな食パンやライ麦パンにのせて食べると、とっても美味しいですよ♪

しょうが風味の「ごぼうとひじきの炒め煮」、是非、お試しください。

牛蒡(ゴボウ)と鹿尾菜(ひじき)の炒め煮(生姜風味)の作り方

★材料

・乾燥ひじき   5グラム
・ゴボウ   1本
・しめじ   適量
・生姜    1かけ
・白ごま   大さじ2

・酒  大さじ2
・醤油 大さじ2
・みりん 大さじ1と1/2

・お好みの和風だし 1/2カップ(今回はあごだしを使用。)
・お好みのオイル 小さじ2

★まずは下準備から♪

・乾燥ひじきは軽く洗ってから、たっぷりの水で戻して、ザルなどにあげておく。
スーパーで売られている、あらかじめ水で戻してパック詰めされているものや、缶詰があれば、さらに時短になって便利

・ごぼうは、軽く皮をこそいで、大きめにささがきにする。
Point① 水にさらすと出る色は抗酸化作用のあるポリフェノール。抜け出てしまわないよう、アク抜きはしないでね

・しめじは小房にわけておく。

・生姜をすりおろす。

・白ごまを、すり鉢で半ずりする
Point②この一手間で、断然!香りが違ってきます

★作り方

 鍋に、お好みのオイルを熱し、ゴボウ→しめじ→ひじきの順で炒める

② 油が全体に回ったら、だし汁、酒、醤油、みりんを入れて、菜ばしで時々混ぜながら、弱めの中火で煮る。

③ 水分がなくなってきたら、すりおろした生姜を加えてさっと混ぜ、火を止める。

④ すった白ゴマをパラパラっとふりかけて

ゴボウとひじきの炒め煮・生姜風味の完成~!!

牛蒡とひじきの炒め煮

 

薬膳からみた牛蒡(ゴボウ)の働きと効能は??

洋医学には、「薬食同源」という言葉があります。
食材は健康な体を作る作用をもつだけでなく、不調を改善する力も秘めているという意味です。
そして、それぞれの食材がもっている効能を知って、季節や、その日の体調、体質などに合わせて食事作りをしていくのが薬膳です

「ゴボウ」と「ひじき」。どちらも「和食WASHOKU」では欠かせない、定番食材ですよね。
おふくろの味の「きんぴらゴボウ」をはじめ、豚汁や煮しめなど…様々な料理に使われます。

「ごぼう」も「ひじき」もデトックス効果の高い春食材です。

でも、ゴボウを食材として食べているのは、日本やアジアの一部地域だけ
中国やヨーロッパなどでは、昔から薬として食されています。

実は、ひじきも世界ではあまり馴染みがない食材です。

「和食 WASHOKU」 ならではの定番の食材、「ゴボウ」と「ひじき」
ずっと、大切にしていきたいですね♪

では、今回使った食材「ゴボウ」の働きと効能
薬膳の基本「五味」「五性」「帰経」で確認してみましょう。

五味 鹹(塩味)のうちの「苦味」「辛味」⇒「苦味」が体の過剰な熱を鎮め、「辛味」が気血の滞りを発散、巡りを活発にします。
五性 熱性・温性・平性・涼性・寒性 のうちの「寒性」⇒体を冷やし、熱を鎮める。クールダウンしたい時にオススメ。
帰経肺・肝・大腸(に作用する)

今回の薬膳Point
ゴボウは、熱をとって毒素を取り除く作用がある。
かぜのひきはじめで喉の調子が悪い時などに食べたい食材。
便秘の改善にもよい。また、風邪予防にも♪

薬膳からみた鹿尾菜(ひじき)の働きと効能は??

じきも「和食 WASHOKU」でよく使われる定番食材です。
ひじきの黒い色
黒い食材は、薬膳では「腎」といって、「成長や生命力を貯蔵する役割をしている場所」、ここに作用すると考えられています。

老化予防や子供の成長のために、積極的に取り入れたいですね。

◉五味鹹(塩味)のうちの「鹹味」「苦味」
◉五性は熱性・温性・平性・涼性・寒性のうちの「寒性」
◉帰経「肝」と「腎」(に作用する)

今回の薬膳Point
ひじきは、肝の働きをよくするので、貧血や美髪・美肌効果が期待できる。また、腎に作用することから、アンチエイジングや子供の成長によい食材。
「寒性」なことから体にこもった余分な熱をしずめてくれるので、ほてりやイライラ、目の充血など、熱をともなう症状に適している。

ただし、食べ過ぎると体を冷やすことにつながるので、冷え性の方は温かい料理にして召し上がってください。

 

が家でも、「ごぼうとひじきの炒め煮・生姜風味」をよく、作り置きをしています。

食事は「腹八分目」がちょうどよいと言われますが、ついつい、美味しいスイーツや外食でカロリーの高いものを食べ過ぎてしまったりすることって、誰しもよくありますよね。
でも大事なのはその後。薬膳ではカロリーはさほど重要視されません。その後の食事でバランスをとって、帳尻をあわせていけば結果オーライ♪

実際、デトックス効果のある食材を使った料理を食べると、体がなんだかスッキリしてきます。
「食材の性質や効能を利用して体調のバランスをとる。」薬膳の得意とするところだと思います。

今後もデトックス効果のある食材を使ったメニューをたくさんご紹介したいと思っています。

ぜひ、お試しください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

コメント