こんにちは。
KANAパンの「おうち薬膳cafe」です。
朝ごはんは元気の源。
モリモリ食べたいけど、朝って慌ただしいのもあるし、昼ほど食欲がわかなかったり…。
それもそのはず、朝の胃腸は、まだ前日食べたものを消化している真っ最中。
だから、なるべく胃腸にやさしい、消化のよいものがいいですね。
そこで
今回の薬膳ご飯は、台湾流朝ごはん「鹹豆蔣(シェントウジェン)」をアレンジした、簡単!時短!「和風豆乳スープ」をご紹介します。
ご飯にもパンにもどちらにも合う豆乳スープ。
桜えびと昆布をだしにした基本の豆乳スープに
3種の野菜(今回はさつまいも、セロリ、黒きくらげを使用)。
おすすめの薬膳食材の「菊花」✕「枸杞」を組み合わせます。
どちらも目によい食材なので、相乗効果が期待できます。
ぜひ、お試しください♪
「和風豆乳スープ」の作り方
材料 (4人分) 所要時間15分
・豆乳(無調整のもの) カップ4
・白だし 大さじ1
・乾燥桜えび(小エビでもOK)大さじ3
・昆布 3センチ
・水 カップ1
・お好みのオイル 大さじ1
★今回、具に入れる野菜
・セロリ 1/2本
・さつまいも 適量
★薬膳食材
・菊花(きっか)今回は生のものを使用 2~3ケ
・黒木耳(くろきくらげ)(今回は生のものを使用)2枚
※乾燥のきくらげの場合、水で戻して使ってね。
・枸杞(くこ) 適量(今回は20粒使用)

枸杞と菊花
★まずは下準備から♪
・セロリは斜め薄切りにする。
・さつまいもは1.5センチくらいのサイコロ状に切って、水にさらしておく。
・黒木耳は細切りにする。
・枸杞(くこ)はたっぷりの水で戻します。
※戻した水もお料理にできるだけ、無駄なく使ってね♪
★作り方
① 鍋にお好みのオイルを熱し、桜えび→さつまいも→セロリ→黒きくらげの順にいれる。
② 油がまわったら、白だし、昆布、水カップ1を入れて中火で煮る。アクが出てきたらその都度とります。
Point① 水の量は、具の量によって変わりますが、目安として、具の全体がかぶるくらいです。もしも少ないようなら、水を少しずつ足して調整してください。
④ 豆乳を静かに加える。
⑤ 温まってきたらゆっくり混ぜ、塩を加え、沸騰直前で火を止める。
⑥ 昆布を取り出して、お皿に注ぎ、菊花と枸杞(くこ)をぱらぱらと散らして…
「和風豆乳スープ」の完成~!
今回のおすすめ食材「さつまいも」と「黒木耳(くろきくらげ)」の効能は?
さつまいもは、秋の食材ですが、年中出回っていて、和洋中問わず、色々な料理に使われます。特に、甘~いさつまいもスイーツは人気♪年々進化していますね。
我が家ではよく、オーブンでシンプル!ヘルシーな焼き芋をゆっくり時間をかけて焼きます。最近、お年頃の息子はあまり食べてくれないかな(笑)
◉五味:酸・苦・甘・辛・鹹(塩味)のなかの「甘味」⇒ 滋養強壮、痛みを止め、緊張を緩める作用
◉五性:熱性・温性・平性・涼性・寒性のなかの「平性」⇒温めすぎず、冷やしすぎないバランスのとれた食材。
◉帰経:脾・腎・胃 (に作用)
薬膳POINT①
さつまいもは、生きるためのエネルギーである「気」を補ってくれる食材。疲れを感じている時や元気の出ない時に食べるといい食材。
続いて、薬膳食材「黒木耳(くろきくらげ)」は…?
薬膳に欠かせない食材の黒木耳(くろきくらげ)。乾燥させたものは年中、出回っていて便利ですね。
生のものは食感が特によくて、とてもおいしいので、スーパーで見かけたらぜひ手にとってみてください。
◉五味:酸・苦・甘・辛・鹹味(塩味)のなかの「甘味」⇒ 滋養強壮、痛みを止め、緊張を緩める作用。
◉五性:熱性・温性・平性・涼性・寒性のなかの「平性」⇒ 温めすぎず、冷やしすぎないバランスがとれた食材。
◉帰経:胃・大腸・肝・腎(に作用)
薬膳POINT②
黒木耳(くろきくらげ)は、血を補い、浄化してくれるので、血液さらさら効果が高く、生活習慣病の予防になります。
春にオススメする和風豆乳スープの具、ベスト3は?
では、春にオススメしたい和風豆乳スープの具、ベスト3をご紹介します。
※ 基本の豆乳スープに欠かせない「桜えび」と、「昆布」にプラスする春食材たちです。
👑ベスト3
しいたけ(生のもの)×アスパラガス しいたけが気を補い、アスパラが潤いを与えてくれる組み合わせです。
👑ベスト2
銀耳(白きくらげ)×枸杞×菊花
銀耳が潤し、枸杞と菊花は目に良い組み合わせです。
👑ベスト1
ネギ×菜の花×黒木耳(くろきくらげ) ネギの辛味が体を芯から温めて、巡らせる組み合わせです。
どれも、オススメの美味しい組み合わせです♪
日々の天候や体調などに合わせて、具を色々と変え、ぜひ、あなたのオリジナルの豆乳スープを作ってみてください。
では、今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。