こんにちは。
KANAパンの「おうち薬膳カフェ」です♪
和食(WASHOKU)=寿司(SUSHI)というくらい、海外ではお寿司は人気のようです。
そもそものお寿司って、主に魚介類がのっているというイメージ…。
ですが、美食の国フランスでは、デザート寿司やフルーツ寿司なるものがあるのだそう。
それを、美味しく感じるか、感じないかは別として(笑)、自由な発想がいいですよね。
今回のこの、洋風な「いちごの手まり寿司」も、そんな自由な発想で考えました。
黒米の鮮やかなピンクのすし飯の上に、いちごをのせちゃいます。
薬膳的にもバランスが良く、きゅうりのかっぱ巻きのように、さっぱりと美味しくいただけます。
今回のPOINT
・イチゴ×酢×黒米の組み合わせ
「寒性」のいちごが、ストレスなどで肝にこもった熱をクールダウン。
お酢の血液サラサラ効果で、肩こりや肌のくすみに効果的。
そして、黒米で元気を補います。
・「型」を使って、手まり寿司の大きさや形を均等にそろえます。
(もしも型がない場合の作り方もご紹介しています。)
いちごの手まり寿司。
薬膳効果も高い一品。
変わりネタとしても、おもてなしやパーティーでぜひ、取り入れてみてください。
今回の食材「イチゴ」、「黒米」の特性と効能も併せてご紹介します。
「簡単・洋風」いちごの手まり寿司(黒米すし飯)の作り方は?
材料(10個分)
・米 2合
・黒米 大さじ1
・昆布 2~3センチ 1枚
・酒 大さじ2
・いちご 大きめのもの3粒
・はちみつ 少々
・パセリ(お好みのハーブ)少々
<合わせ酢>
米酢 大さじ4
砂糖 小さじ3
塩 小さじ1
★下準備から♪
・いちごは縦に3等分に切る。
・パセリはみじん切りにしておく。
STEP1
すし飯作りからスタート♪
①炊飯器を「すし飯コース」にセット。
(もし、すし飯コースがなければ、普段より水の量を控えめにし、固めに炊きます。)
②洗ったお米と水を入れて、黒米を入れ軽くかき混ぜる。
③酒、昆布を入れ、軽くかき混ぜたら、炊飯スタート♪
STEP2
合わせ酢を作ります♪
米酢、砂糖、塩をボウルに入れ、しっかりと混ぜ合わせる。(加熱する必要はありません。)
★合わせ酢作りのポイント
手まり寿司のときはネタの味を引き立たせたいので、砂糖の量を控えめにします。
(色々な具を巻き込む手巻き寿司やいなり寿司は、甘めにするといいよ♪)
STEP3
★炊きあがったら、昆布はとりだし、すし飯作り♪
①大きめのボウルに、炊きあがったご飯を入れ、合わせ酢を加えて、さっくりご飯を切るように混ぜ合わせる。
(※ここで、酢はすべて加えず、最後の味の調節用に少し残しておきます。)
②寿司桶にご飯を移し、うちわなどであおぎながら、水分を飛ばすように、しゃもじでご飯を切るようにして、照りがでて、酢がご飯になじむように混ぜる。
そして、残った合わせ酢を、少しずつ加えながら、好みの味になるまで調節していきます。
(扇風機があればさらに、GOOD♪)
③完成したすし飯は、乾燥しないよう、ぬれ布巾をかけておきます。
「型」を使った手まり寿司の丸め方とコツは?
手まり寿司を上手に作るコツは、形や大きさを均等にそろえること。
「型」を使うと、失敗なしで作ることができます。
今回は、DAISO(ダイソー)の型を使います。
①型の中にすし飯をふんわり入れ、蓋をしたら強めに振るだけ。
(大きさ5センチ、約30グラムのかわいい真ん丸の手まり寿司が簡単にできる♪)
↓
②スライスしたいちごを準備します。
↓
③丸めたすし飯がすっぽり入るくらいの大きさのお皿を準備。
↓
④お皿の上にラップを敷き、いちごを置きます。
↓
⑤その上に丸めたすし飯をおいて、きゅっと茶巾にします。
↓
⑥いちごに、お好みでハチミツを少量つけ、パセリのみじん切りや菊花を散らす。
完成~!!
★「型」がない場合の手まり寿司の作り方
「型」なしで、大きさ、形のそろった真ん丸手まり寿司は作るには…
①すし飯を30グラムずつはかり、必要個数分を作って分けておく。
②ラップを必要個数分準備し、いちご⇒すし飯の順にのせて、茶巾にする。
完成!!
今回の食材「いちご」と「黒米」の働きと効能は?
甘酸っぱくておいしい春食材のいちごは、意外にも「寒性」の食材。
体を冷やす作用が強いので、その性質を活かしていきたいですね。
まず、薬膳の基本「五味」「五性」「帰経」で確認してみましょう。
◉五味 酸・苦・甘・辛・鹹(塩味)のうちの「甘味」と「酸味」⇒「甘味」が疲労を回復、「酸味」は肝の働きを高めるとともに収斂作用で筋肉や毛穴を引き締め、汗などが出すぎるのを防ぎます。
◉五性 熱性・温性・平性・涼性・寒性のうちの「寒性」⇒体を冷やし、熱を鎮める性質がある食材。
◉帰経 肺・胃・肝(に作用する)
今回の薬膳Point①
いちごの効能をまとめると…
肺に潤いを与え、口内の乾燥、声がれ、喉の痛みに効果があり、また、肝にこもった熱をクールダウンするので、ストレス性の不眠や頭痛、目の充血に効果があります。
続いて、黒米。
◉五味 酸・苦・甘・辛・鹹(塩味)のうちの「甘味」⇒疲労を回復させ、滋養強壮効果。
◉五性 熱性・温性・平性・涼性・寒性のうちの「平性」⇒体を温めすぎず、冷やしすぎない、バランスのとれた食材。体にやさしく、常食に向いている。
◉帰経 脾・胃・腎(に作用する)
今回の薬膳Point②
黒米の効能をまとめると…
黒米は、脾や胃の機能を高める作用から、食欲不振、元気不足、疲労などの改善に効果的。血を補って巡らせ、特に目のかすみやドライアイなど目の不調に効果があります。
また、腎を補う作用からアンチエイジングや子どもの健康維持にも適しています。
これから、暑い日が多くなってくる季節。
いつものお寿司に、変わりネタの、さっぱりとした、いちごのお寿司もありではないでしょうか?
キッズにもオススメです。
良かったら、ぜひお試しください。
では、今回も最後までお読みくださり、本当にありがとうございました。
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